清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

今時の 老人たちはと 言っておく

今日の讀賣新聞朝刊社会面33頁(仙台では)によると、高齢刑法犯が10年で3倍になった(警察庁のまとめ。以下の統計も同じ)という。詳しく見ると、

(1)刑法犯全体の認知件数は約176万件で、10年ぶりに200万件を割り込む見通し。

(2)65歳以上の刑法犯は11月末現在で44,928人(昨季比1953人増)。ちなみに、1997年は12,818人(12月までだと思う)で、
3倍以上増えている。なお、2004年に3万人を突破、2006年は46,637人に増えたという。

(3)特に急増しているのは、(殺人や強盗などの凶悪犯ではなく、)暴行や傷害などの粗暴犯で、今年11月までに検挙された暴行犯は1,705人(10年前の約17倍だそうだ)、傷害犯は1,038人(10年前の約4倍だそうだ)だという。

上記の朝刊記事を読んでの感想は以下の通り(上記のカッコ内とは対応していない)。

(1)認知件数についてだが、犯罪が少なくなったのか、暗数が多いのか。どちらもあり得るので、単純に喜んではいけない。

(2)全世代の犯罪者の数を知らないのでなんともいえないが、「今時の老人は」という言葉がぴったりの統計である。もっとも、長寿社会も原因の一端か(老人の数がそもそも多い)

(3)暴行犯がすごく増えているのに驚く(傷害が増えているのならばまだわかる)。暴行について厳しくなったのか(暴行ぐらいでは警察に通報しない人も多いのではないか)、老人の方のイライラが募っているのか、単に老人の数が多いのか。