東京新聞の右記のページ(http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008012302081758.html)
によると、.▲瓮螢国務省のデーリー・テロ対策調整官が、米国による北朝鮮のテロ支援国家指定解除問題について「北朝鮮は(解除する)基準を満たしているようだ」と述べた。△泙拭日本人拉致問題に関連し「議題になっているとしても、指定解除の基準は満たしていると思う」と述べ、拉致問題は指定解除の障害にならないとの見解を示した、という。
アメリカ人も数名拉致されているのだが(ジェンキンスさんなど)、それより喫緊の課題は核問題ということなのだろうか。また、ブッシュ政権最後の手柄を狙っているのか。そうだとしても、所詮は他国のこと、日本人拉致にまで頭が回らなくても、責められない(もっとも、アメリカに都合よく日本を変えたのならば、拉致問題も考慮しろよ、とは言えるか)。
拉致問題は、拉致された時点で日本の負けなのだ。人質は強い。だから、憲法論を抜きにしても、現在では、北朝鮮に対して戦争に打って出ることすらできない。支援も届かないし、対話の糸口もなさそうだ。どうしたらいいのだろう。早期解決を祈ることしかできない。
なお、今後拉致を防ぐには、沿岸警備の充実が欠かせないようだが、財政赤字の下ではできるかどうかもわからない。拉致問題から見ても、今の日本は八方ふさがりのようだ(といっても、政治はそんなものとも思う)。