1.YOMIURI ONLINE「拉致被害者家族会ら3団体、政府との共同歩調控える方針決定」(http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080118-931444/news/20080709-OYT1T00665.htm)
によると、「拉致被害者家族会と支援組織「救う会」、超党派の国会議員で作る拉致議連の3団体は9日、経済制裁の一部解除方針など、先月の日朝協議以降の北朝鮮への対応を不満として、拉致問題で政府との共同歩調を控えることを決めた」という。
「政府内に北朝鮮への強硬派と融和派がある現状では一体となれず、当面、控えるということ」が理由とのこと。どちらの主張が正しいかはわからないし、3団体が正しいかもわからないが、心情を考えたら、やむを得ないだろうな。
2.「政府」とイコールと言えるかは知らないが、加藤紘一さんが、某TV番組で、「拉致被害者を北朝鮮に戻すべきだった」と発言して、非難を浴びているが、この件について、「加藤紘一 オフィシャルサイト」(http://www.katokoichi.org/)
で釈明が書かれている(消えている場合は、「加藤紘一」、「拉致被害者」、「北朝鮮」の言葉で、下の「ウェブ検索」で検索すればいいと思う)。
「「日本は約束を守らなかった」などといわれてはならない。日本人の誇りを大切にすべきである。」と言うのはわかる。しかし、犯罪被害者の方をすぐに返すという政策は考えられないだろう(返さないことは、正当防衛(刑法第36条)で許容されるのでは?)。
「日朝平壌宣言(清高注―右記のサイトに全文がある(http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_koi/n_korea_02/sengen.html)
)の中身、約束を破った」ことについては、具体的にどこのことを言うのだろう。上記正当防衛すら許されないものだろうか。
加藤さんは、現内閣総理大臣の福田康夫さんの政策を支持し、元内閣総理大臣の安倍晋三さんの政策を批判している。そうかもしれないが、私レヴェルでは、どちらが正しいかは判断できない。
所詮第三者と言われればそれまでだが、この問題は、どうすれば解決が近いのか本当にわからない。拉致被害者の方の1日も早い帰国を心よりお祈りいたします。金正日よ、早く帰国させろよ!もっとも、それだけではダメだとも思うことがある。すなわち、金正日が返したいと思うようになるにはどうしたらいいかを考えなければとも思う。しかし、とにもかくにも、被害者の方を返すのが、金正日の唯一採るべき道だと思う。