ネットサーフィンしていたところ、中日新聞の社説が興味深かった。一読のために、URLを掲げる。
中日新聞２００８年３月１６日社説「グラミン銀行の教え 週のはじめに考える」（http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2008031602095788.html）
貧しい女性に無担保で貸すのがグラミン銀行の特色の一つだが、グループを作ったりなど、個人主義を基調とする先進諸国では、採用は難しいと個人的に思うのだが、いかがだろうか。
話は違うが、グラミンを礼賛するならば、石原さんの作った銀行の批判は難しいのではないか（無担保はグラミンと同じだから。もっとも、グループを作らないという構造的な違いはあるが）。
制度としては素晴らしいとは思うが、ただ礼賛しても意味はなく、日本に応用可能かどうかも検討してほしい、そんなことを考えさせられた中日社説であった。
＊グラミン銀行については、私は、渡辺竜也さんの、『「南」からの国際協力―バングラデシュグラミン銀行の挑戦 (岩波ブックレット (No.424)) 』を参考にしました。他の文献もあるようなので、興味のある方は、ご一読を。
