清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

試合時間が 短いことが いいことか

今日の読売新聞社説の1つは、「プロ野球 テンポの良い試合が見たい」である(http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080322-OYT1T00802.htm)。

気になったのは、以下の記述。
(引用開始)
 試合のスピードアップが、今シーズンの課題だ。試合時間の短縮は長年、指摘されながら、実現できずにいる。過去10年間の平均試合時間は3時間18分だという。

 これでは長すぎる。ナイターを観戦すると、家に着くのは深夜になってしまう。翌日の学校や仕事に差し障るため、球場に行くのを敬遠するファンもいるだろう。

 日本プロ野球組織は、平均試合時間を3時間6分にまで短縮する目標を打ち出した。12球団は、攻守交代は2分15秒以内、投球間隔は15秒以内――などを申し合わせた。ぜひとも実行してほしい。

 テンポ良く試合が進めば、観客も飽きずにのめり込める。スピードアップは、大切なファンサービスである。
(引用終了)

たしかに、キビキビ動かない選手を見るのはイライラする。だが、単純に試合時間短縮がいいのだろうか。

そもそも、アメリカのスポーツというのは、時間がかかることを大して問題にしていない。メジャーリーグは決着がつくまで行なわれる(ウィキペディア「延長戦」の項目参照(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%BB%B6%E9%95%B7%E6%88%A6&oldid=18678670
)。NBAは、クォーターの時間は12分だし(FIBAは10分)、タイムアウトもFIBAより多い(FIBAは60秒前半(1Q、2Q)2回、60秒後半(3Q、4Q)3回。NBAは60秒前後半計6回+20秒前後半各1回。オーバータイムだとFIBAは60秒1回。NBAは60秒2回と20秒1回。ダンクシュート11月号増刊『2007-08 SEASON COMPLITE NBA GUIDE』参照)。アメリカンフットボールも、国際ルールは1Q12分なのに、NFLは1Q15分である(「Katsumi's Football Page アメリカンフットボールのルール」(http://goblue.jp/football/articles/rule.htm
参照)。

アメリカの独自ルールは、すべて試合時間が長くなるものである。このことから、試合時間が長いのは良くないと単純には言えないと思う。

肝心なのは、試合の内容である。最後まで目が離せないような試合をNPB各球団は見せてほしい。

それにしても、試合時間が長いと言って野球を最後まで見る余裕がないのは困ったことである。野球の人気が現状以上になることが、日本社会をより良い方向に導くのかもしれない。