清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

おそろしい 事件も冷静に 見るべきだ

昨日、茨城県土浦市で、8人を殺傷する事件(刑法第199条、第203条)が起きた。その被疑者は、別の人を殺した容疑で指名手配された人なのだそうだ。

これらが本当ならば(無罪の推定があるので、こう書く)、はっきり言って恐ろしいことだ。だが、恐ろしい事件だからといって、何でも言っていいわけではないし、読者の皆様も、少しは疑いの目をもって接した方がいいと思う。今日の読売新聞朝刊社会面35ページを使って検討したい(カギカッコ内は、35ページからの引用)。

この被疑者は、「ゲーム好きでおとなしいが、切れやすい一面もあ」ったという。しかし、ゲーム好きだから切れやすいわけではないことは、当然である。

また、被疑者は、「自宅に引きこもりがちで、夜遅く寝て昼ごろに起きるという生活が続いていたという」が、だからといって、犯罪を犯しやすいということもあるまいに。引きこもりでなくても犯罪を起こす人がいるのは言うまでもないし、夜遅く寝て昼ごろ起きる大学生が特に犯罪を起こすわけでもない(一説によると、日本は若者の殺人事件の数が少ないそうだ)。

読者としては、この事件の被疑者の特徴については、被疑者固有のものと捉えた方がよさそうだ。ただ、固有性を強調することが問題のこともあるから難しい(貧乏な人がみんな窃盗(刑法第235条)をするわけではないが、社会政策のために貧困を持ち出すのが悪いとは言い難い)。

最後に、福島章上智大学名誉教授(犯罪心理学)のコメントについて検討する(森武夫・専修大学名誉教授(犯罪心理学)のコメントもあるが、特に検討したいと思うところがなかったので、検討しない)。コメントは以下の通り。

「自分を追い込んだ社会が悪いと恨んで、社会に復讐を考えていたと思われる。大量殺人など大きな事件を起こして目だって死刑になろうという気持ちが働いた。最初の殺人が大きく報道されなかったので、気持ちが満たされず、だれもが注目する無差別連続殺傷事件を起こしたのでは。ゲームや映画などからも犯罪行動を学習したのだろう」

 崋匆颪悪いと恨んで」、「社会に復讐」ということは、実行に移さなくても、ある状況に陥れば、誰でも持つ感情なので(自己啓発本のように、そういう感情を持ってはならないとは言えるが)、特にどうということはない。

◆峪犒困砲覆蹐Δ箸いΦせ?舛働いた」ことを考えると、死刑の犯罪抑止力などたいしたことはなく、件数は少ないだろうが、死刑になりたくて犯罪を犯す人もいるということも考えた方がいい(この事件の被疑者のことではなく、池田小学校の事件の死刑囚(死亡)が似たようなことを言っていたと記憶する)。

「ゲームは映画などから」、「犯罪行動を学習」することはあろうが、発散になる人もあろうし、学習しない人もいるだろう。

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