レオパレス21に約30億円の申告漏れがあったという(MSN産経ニュース「レオパレス21申告漏れ30億円」(http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080516/crm0805160850004-n1.htm)
参照)。
本当は、「申告漏れ」=悪というわけではない(見解の相違はたしかに存在するから)。しかし、評判の悪い企業は、得てして評判の悪いことを続けて起こすものである。
それでは、レオパレス21のどこが?
湯浅誠さんの『貧困襲来』(山吹書店 JRC)によると、レオパレス21は、「アパート施設の部屋利用契約」と称して、賃貸借契約じゃないとして借地借家法の適用を免れようとしたことがあるという(p151~153)。借家人保護が妥当かどうかはさておき(土地の有効利用がなされないという指摘を見たことがある)、借家人を保護する日本国で事業を営むにしては、セコイ。
先の船場吉兆もそうだが(産地偽装ならまだかばえたが、残飯を食わせたのは論外)、評判の悪い企業は万事悪いことをしているように感じる。レオパレス21は反省を促し、船場吉兆には廃業を勧告するとするか(強制力なし)。