清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

非正規雇用が 本当に悪い ことなのか

asahi.com「非正規雇用頼み、生産性の停滞に 労働経済白書」(http://www.asahi.com/job/news/TKY200807220088.html
によると、「企業が競争力強化のために進めた正社員の絞り込みとパート・派遣など非正規雇用の拡大が、かえって生産性の上昇を停滞させている――。厚生労働省が22日発表した08年版「労働経済の分析」(労働経済白書)はこう指摘した」という。

この問題は難しい。非正規雇用の労働条件改善につながる可能性がある反面、非正規雇用は労働力として未熟とも取れるからである。

正規雇用の問題で言えば、労働条件を可能な限り同じにして、解雇を緩やかにするしか方法はないと個人的には考える。もっとも、これと生産性の議論とは関係ないが。

それはさておき、生産性が向上しないのは、「低生産性部門」が「温存され」ていることが原因ではないのか。これらの部分に正規雇用の人は就かないのだろうか。

こうしてみると、労働経済白書は、非正規雇用に光明をもたらす可能性がある反面、バッシングにも使われかねない。

なお、付言すると、「「高い生産力を担う労働者は、企業の中で豊富な職務経験を積み重ねながら育成される」として、企業に長期的な視点に立った人材育成を求めている」が、この提言は危険な面もある。国の義務である、希望者に勤労させる義務(憲法第27条第1項では、国民の勤労の権利が定められている)の放棄とも取られないからし、何らかの都合で退社した人に酷になる可能性があるからである。