清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

優子さん 父が偉大で 大臣か?(麻生内閣組閣スペシャル)

自由民主党総裁が、麻生太郎さんになり、国会において、内閣総理大臣に指名された(憲法第67条第2項参照。もちろん、衆議院は麻生さん、参議院では小沢一郎さんが指名され、両院協議会でも意見が一致しなかった)。

そして、国務大臣を任命した(憲法第68条第1項)。それを記念して、あれこれ書いて見たい。

1.まずは、顔ぶれ。

まず、中川昭一さんが目に付く。財務大臣と金融担当大臣を兼務だとか。私自身はよくわかっていないが、これは、「財政と金融の分離」と矛盾しないか?たしかに、財政と金融が完全に分離するわけではないが、この人事では批判続出でもやむを得ないだろう。

やはり目玉は、少子化担当大臣の小渕優子さんでしょう。お父様は元内閣総理大臣。だから大臣になれたのか。もしそうだとしたら、世襲として批判も多かろう。

その他は特になし。誰が国務大臣になっても、麻生さんがすべきことは、すぐの衆議院解散ではなく(今日の読売新聞の1面には「11月2日投開票」とあるが)、公明党を怒らせないように、現在の衆議院議員の任期満了まで政権を維持し、憲法第59条第2項の3分の2条項をどんどん使って政策を実行することだろう(選挙しても、自由民主党公明党で3分の2以上の議席取れるの?取れないと、民主党丸呑みになる可能性もあり、自由民主党としては損でしょう)。もちろん、そのしっぺ返しは覚悟しなければならないが、意外と支持者が多かったりして。

なお、この記事は、一部私の信条とは異なります。あくまでも、自由民主党の立場を想像して書いたことをお断りしておきます。

2.今日は、週刊新潮週刊文春の、ともに2008年10月2日号の発売日。珍しく、私を満足させる批判精神旺盛な見出しが見られる。麻生太郎さん関連のものを取り上げてみたい。

週刊新潮はすごい。いわく、「歪んだ帝王教育」。いわく、「失言大全集」。読んでみたくなる見出しである。

週刊文春は「「朝日に解散権はない」総理が怒った」。もちろん、「朝日(新聞だろう。清高注)に解散権はない」。しかし、ここに、麻生さんの批判に弱いところが出ているとしたら問題だ。われわれには知る権利、ならびによりよい社会に生存する権利がある(憲法上の、と言うより、俗に)。そのためには、特に権力者は批判的な文章には耐えないと。

「奔放一代 麻生太郎50の証言」もすごい。あとは、実際に読んでください、とだけ書いておこう。

*この記事は、読売新聞2008年9月25日朝刊を参照しました。もちろん文責は清高にあります。