清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

このように 考えるしか ないんだよ

妻を殺害したとして日本で起訴されたが、無罪となった元社長が、アメリカで共謀罪の適用の有無を審理するとしてロサンゼルスに移送されたが、そこで自殺をしたという。

ご冥福を祈る。

(人を殺しているかもしれないのに、何で「ご冥福を祈る」って書くんだ(これでも、ですます調ではないことを汲んでほしいが)?お前は非常識ではないのか?)と思うのは自由だが、仕方がない。

この元社長、殺人だけでなく(日本で無罪が確定)、共謀においても、有罪が決まったわけではないのだ。「刑事上の罪に問われているすべての者は、法律に基づいて有罪とされるまでは、無罪と推定される権利を有する」(市民的及び政治的権利に関する国際規約第14条第2項)ので、大して調べもしない人は、無罪と推定して、普通の人と同様に接しなければならないのだ。また、マスメディアの仕事のひとつが世論誘導であるとするならば、いくら調べていても、無罪であることを前提に文章を書かなければいけないだろう。

なお、付言。

まず、第1に、妻を殴打したことについては、有罪が確定しているので、その旨を記述などに反映させてもよい。

第2に、ロサンゼルスの警察批判は、慎重にすべきだろう。日本だって、留置場などの自殺がゼロというわけではないから(調べたわけではないが、留置場の自殺は聞いたことがある)。もし批判するならば、ロサンゼルスにおいて被疑者の自殺が多いなどということをきちんと説明してからにすべきである。

第3に、読売新聞2008年10月12日朝刊34頁(仙台では)で、佐木隆三さんが、「弁明聞きたかった」と書いているようだが、「自己に不利益な供述又は有罪の自白を強要されない」(市民的及び政治的権利に関する国際規約第14条第3項(g)。なお、憲法第38条第1項)ことからすると、弁明が不利益になる恐れがあり、不適当なので、佐木さんの興味本位のたわ言と断言していいだろう。