Yahoo!ニュース「完全失業率0・3ポイント低下 改善“見せかけ” 職探し「断念」増」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081129-00000033-san-bus_all)
によると、失業率は低下したが、その原因は、「「仕事がなく、職探し中で、すぐに仕事に就ける」ことが条件の完全失業者が前年同月比で16万人減の255万人と、7カ月ぶりに減少に転じたためだ」という。つまり、「職探しそのものをあきらめた人が増加したため」だという(有効求人倍率も低下なども考慮)。
日本の失業率の定義は、実は、雇用の現実を忠実に反映していないのではないかという批判がある。本当のところはわからないが。
おそらく、失業率の定義は、ILO(国際労働機関)あたりでの統一が必要かもしれない。
もっとも、統一しても、現実の雇用情勢の厳しさが改善されるわけでもないが、現実を直視しやすくなるかもしれない。