最近は、ラグビーのトップリーグの、東芝ブレイブルーパスの選手に、不祥事が続いている。やれ窃盗で逮捕、やれ大麻陽性反応。
もちろん、不祥事は良くない。だからと言って、外国人差別につながる記事が許されるわけではない。
読売新聞2009年2月5日朝刊17面(仙台では)では、不祥事を起こした選手がたまたま外国人選手だったからか、外国人問題として再発防止をすべきだという趣旨の、清水暢和記者のコメントが載っている。
しかし、これは、日本人選手と同じ問題だろう。つまり、わざわざ外国人を強調しなくても、素行はチェックすべきだということなのだ。たしかに、外国人の素行のチェックは難しいだろうが、そこは努力すべきだろう。
外国人選手がプロ契約なので働いていないことについては、労働者として使えないならば採用しないか、プロ化を進めるしか選択肢はないはずで、会社の仕事をしない時間を論じても仕方がない。
こういう事件が生じたからといって、外国人だから犯罪を犯すかのような記事、外国人枠の縮小(という強化、又はファンに見せることと逆行する対策)ということは避けたい。