清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

企業より プロがいいとは 思うけど

読売新聞2009年2月10日朝刊(仙台では)によると、営業赤字が1,800億円になる日産自動車が、2万人削減予定であり、また、企業スポーツ活動(野球(九州含む)、卓球、陸上競技)から撤退するという。

週刊エコノミスト2009年2月17日号の佐伯年詩雄さんみたいに、「実は、欧米ではスポーツ界でも企業界でも、企業がスポーツチームを保有する日本の企業スポーツのスタイルをうらやむ声が少なくない(p71)」という意見もあろうが、利益を出し株主に配当するのが大事な企業としては、赤字の時に、富を生み出さないと判断されれば、撤退するのは仕方ないだろう。なお、佐伯さんの議論は、逆に、なぜ「欧米では企業がスポーツチームを保有」しないのかを検討すべきだろう(おそらく、株主が強いので、日本みたいに利益を上げない企業スポーツ活動が出来ないと推測する)。

私見では、個人競技なら地道なスポンサー獲得(アルバイトや国の補助も考えられるが)、団体競技ならば興行権取得が必須、すなわちいわゆるプロ化のほうが切り捨てられないと思うが、それも、経済の状態が悪いときのスポンサー撤退を完全に防ぐことは出来ない。

読者の皆様に出来ること、それは、可能な限り、競技があれば見てあげることだろう。それも、代表レヴェルでなく、国内競技レヴェルの。代表レヴェルしか見ないというのでは、その競技を支えていることにはならず、ファンとは言えない。