読売新聞2009年9月9日朝刊31面(仙台では)によると(要約)、9月12日土曜日に行なわれる、第30回JT将棋日本シリーズ福岡大会で、丸山忠久九段(仙台対局の勝者)と対局予定だった渡辺明竜王が、家族が新型インフルエンザに感染しているので、竜王にも観戦可能性があるとして、欠場し(おそらく負けは付かない)、代わりに、谷川浩司九段が出場することとなったという(日本将棋連盟の正式発表はこちら。http://www.shogi.or.jp/topics/news/2009/09/post_225.html)
。
現時点で本人が対局できないわけでもないのに欠場とは驚いた。ただ、公開対局なので、感染させるわけにはいかないし、中止にするわけにもいかないので、苦渋の決断だろう。特別公開対局とし、渡辺vs丸山戦を非公開でやるという選択肢もあろうが、真剣勝負を見たいファンのニーズからすれば、仕方がないだろう。
余計なことかもしれないが、2008年度賞金ランキングの第13位が谷川九段でよかった。たまたま2008年度だけがよかった棋士だったら釈然とはしないだろうが、JT杯でも実績のある谷川九段(歴代最多5回の優勝。「JT将棋日本シリーズ:日本将棋連盟」(http://www.shogi.or.jp/kisen/jt/index.html)
参照)なら、ファンも大喜びだろう。