清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

判決と 報道どちらが 問題か

YOMIURI ONLINEの右記のページ(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090929-OYT1T00948.htm
によると、土井たか子さんが「(朝鮮)半島出身とされる」などと報じた月刊WiLL(ワックマガジンズ)2006年5月号の記事で名誉を傷つけられたとして訴えた事件で、最高裁は被告の上告を退けたという。

私は、現時点ではWiLLの2006年5月号、ならびに下級審の判決文を検討していない。このことを断っておいて、以下、話をすすめる。

上記YOMIURI ONLINEによると、土井さんは80歳。つまり、仮に朝鮮半島出身だったとしても、日本領だったのだから、どうということはない。

もし朝鮮半島出身ということで名誉を傷つけられたとしたならば、一種の差別であろう。

おそらく、土井さんが北朝鮮の手先であるとか、韓国・朝鮮人の利益を図って日本人をないがしろにしたとか書かれたことが名誉を傷つけたと認定されたのだろう。

それにしても、朝鮮半島出身だから名誉を傷つけられたという表現はちょっと問題なのではないか?判決が問題なのか、それとも報道が問題なのか?

(追記 2009年9月30日記)
Yahoo!ブログ『北朝鮮問題』「土井たか子名誉毀損訴訟」(http://blogs.yahoo.co.jp/shiraty5027/46703733.html
によると、「判決は記事について、「明らかに虚偽で原告の名誉感情、人格的利益を侵害する」とした」( 「『 毎日新聞 』 2008年11月14日 東京朝刊」より、らしい)とのこと。名誉毀損というよりは、名誉感情毀損と人格的利益の侵害(刑法的には保護されず、名誉毀損ではないが、不法行為になる)ということのようです。となると、出身地が異なる時に訂正しないと不法行為になりうるということなのだろうか?