清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

性表現 意味がある(?)から 抵抗か

毎日.jp「都青少年健全育成条例:改正案 漫画、ゲームなど性描写の規制強化」(毎日新聞 2010年3月18日 東京朝刊。2010年3月19日アクセス。http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100318ddm014040141000c.html
によると、「東京都は18歳未満を対象にした児童ポルノの規制強化のため、今月30日に開かれる本議会で『都青少年健全育成条例』の改正を目指している」という。

とりわけ問題になっているのが、「非実在青少年」であるようだ。さらに記事を読み進めると、「条例改正案で『非実在青少年』とは、『年齢又(また)は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示又は音声による描写から十八歳未満として表現されていると認識されるもの』をいう。このうち『強姦(ごうかん)等著しく社会規範に反する行為を肯定的に描写したもの』で、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあると認められるものは不健全図書等に指定され、18歳未満への販売などを禁止する。/つまり18歳未満、もしくはそう推定されるキャラクターを使った漫画、アニメなどで著しく社会規範に反する性表現があった場合は、18歳未満の青少年への販売などが許されない」(上記毎日.jp)ということらしい。

どうも、児童ポルノの問題が絡んでいるらしい。日本は児童ポルノに甘いと聞く。しかし、実在の人物はまずいと個人的に考えているが(子どもの権利の問題)、マンガまでの規制がいいかはわからない。そんなに警戒すべきなのだろうか(ジュディス・レヴァイン『青少年に有害!』(河出書房新社 2004年)をご一読ください)?

また、トーマス・C. フォスター『大学教授のように小説を読む方法』(白水社 2009年)から得た知見だが、性表現には意味があるらしい。となると、性表現の規制は、極論すれば、「表現するな!」と言っているに等しいようだ。作者サイドの反対もわかる。

都側、作者側どちらの主張もそれなりに理解はするが、私としては、規制のほうが問題の可能性が高いと思っている。

その他の問題点は、上記毎日.jpを御覧ください。