清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

盗作が 疑われたら 使うって

毎日.jp「岡本真夜:上海万博PR曲に盗作された疑いの『そのままの君でいて』が正式決定」(2010年4月19日。同日アクセス。http://mainichi.jp/enta/geinou/news/20100419mog00m200023000c.html
によると、「シンガー・ソングライター岡本真夜さん(36)は19日、所属事務所『noi』を通じ、5月1日に開幕する『上海万博』の『実行委員会』から、ヒット曲『そのままの君でいて』(97年)の楽曲使用申請があり、これを受諾したと発表した」という。

この曲の評価はさておき、経緯は以下の通り。すなわち、上記毎日.jpによると、「万博のPR曲は(中略)発表後、ネット上でPR曲と、岡本さんの『そのままの君でいて』が酷似しており、盗作ではないかと非難が広がった」ことがきっかけのようだ。

おそらく、盗作の意図はないだろうが(聴いたのがたまたま残ったというのが真相というところだろう。一般論として、表現者は盗作は避けるもの。盗作して一つもいいところがないどころか、盗作は犯罪だし、信用を失う)、疑われたら正式にオリジナルの曲を使おうとするのは、大した度胸である。

また、岡本さん側の対応がよい。私ならば、調べて、自分が盗作と思ったら絶対に使わせない、といった対応を取るが、(実際はさておき)怒りをおくびにも出さず、世界的イベントのために快く(予想)受諾するというのは、いい話じゃありませんか。

岡本さんが寛容(予想)だからといって、他の人が皆そうだとは限らない。表現者は盗作を疑われないように、国は盗作を厳しく取り締まるべきである。