清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

「2年ぶり 黒字」は喜べ ないんだよ

YOMIURI ONLINE「09年度の貿易収支、2年ぶり黒字」(2010年4月22日 読売新聞。同日アクセス。http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20100422-OYT8T00736.htm
によると、「財務省が22日発表した2009年度の貿易統計速報によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は5兆2332億円の黒字となった。(中略)2年ぶりに黒字を回復した」という。

しかし、決して喜べるものではない。「輸出額は前年度比17.1%減の59兆138億円、輸入額は25.2%減の53兆7806億円だった」(上記YOMIURI ONLINE)とあるように、どちらも減って、減った割合の少なかった輸出額が上回ったうえでの貿易黒字だからである。

企業経営は黒字がいいに決まっているが、貿易については、黒字も赤字もダメである。黒字ということは、国民の購買意欲が低かったり、場合によっては不公平なことがあるからである(輸入につき貿易障壁が高い)。

先の見えない不安な現在であるが、必要があるならば、ケチらずに、物を買ってあげることが(本題から離れるが、日本産でも外国産でもよい)、ウィンウィンになるだろう。