読売新聞東京本社版2013年11月6日朝刊13版4面で見たが、WEBで示すと、YOMIURI ONLINE「朴大統領、やまぬ対日批判…政府内に日中優先論」（2013年11月6日7時50分。http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131106-OYT1T00198.htm
）によると、「韓国の朴槿恵パククネ大統領が対日批判を繰り返していることに、日本政府が反発を強めている。/政府内では、東アジア外交の立て直しに当たり、「日韓関係を棚上げして、日中関係を優先すべきだ」（首相周辺）との声も上がり始めた」という。
統計局HPで「 主要国別我が国の輸出額（エクセル：40KB）」と「 主要国別我が国の輸入額（エクセル：40KB）」（以上につき、http://www.stat.go.jp/data/nenkan/15.htm
の15－1、15－2、参照）を見ると
輸出
日本→韓国 5,269
日本→中国（台湾、香港は除く。以下略）12,902
輸入
韓国→日本 3,170
中国→日本 14,642
国の規模も違うが、貿易の規模も違うので、「「日韓関係を棚上げにして、日中関係を優先すべきだ」」は、合理的な面がある。
ただ、こうなると、現在韓国が独島として実効支配している、日本が主張する竹島（日本人なので日本に気を使って書いている）については、現在より良くなることはないだろうな、と思った。日本がいくら正当性を主張しても、そしてそれが仮に正しくても、韓国が実効支配している現実は何も変わらないからである。打開するには戦争か話し合いだが（戦争になったとき国際世論が日本につくかは、私見では不明。韓国が独島として実効支配している状況を他国が日本領竹島にするメリットが有るかがわからないから）、その校舎を「「棚上げ」」にするのは、実効支配が揺らがないことを意味するので（戦争すれば、別）、韓国側に利がある。
また、日本は韓国に対して貿易黒字である。日本のモノをより多く買ってもらっている国をぞんざいに扱っていいのか、という疑問もある。
どちらが優先・劣後でもよい。ただ、それぞれにメリット、デ・メリットがあることについて、読者が理解しておいて損なことはない。
