清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

戦争責任 加害者家族 まとめると

マイケル・サンデルの議論に、実際に戦争にかかわっていない世代も、戦争責任を負い、謝罪するのか、というものがあ(ったと記憶す)る。自分がやったわけではないのに、なぜ謝罪するのか、という人も多かろう。

その一方で、最近、私は、鈴木信元さんの『加害者家族』(幻冬舎新書、2010)を読んだが、著者含め、加害者家族には何らかの責任があると思っている人が多い。

しかし、私は、戦争についての謝罪と、加害者家族に責任が(原則として)ないことは、矛盾しないと考えている。

第2次世界大戦の日本の場合難しいのだが、これからもし同じことがあれば、民主主義の手続きに基づいて決定したので、責任を負うとしても問題はない。

一方、加害者家族は、共犯でない限りは、犯罪事実など与り知らないものだろう。そんな行為の責任も負うのだろうか?もちろん例外はあり、たとえば、未成年の場合である(民法第712条、第714条、第709条。第709条はかなり無理があるが、具体的妥当性のためには仕方ないらしい。内田貴民法供戞陛豕?膤惱佝撚顱最新版で要確認)参照)。

以上、極めてラフに検討したが、戦争責任については世代を超えて謝罪すべきということが可能なのに対し、加害者家族には原則として加害責任はない、という説を採用するのは可能であると考える。