『文藝春秋』2011年5月特別号、発売中とのこと。読売新聞2011年4月21日朝刊12版4面(仙台では)に、広告が載っている。
それによると、「『知りたかった事実をようやく見つけました』(福島県 公務員 50歳)」とある。
どのカテゴリーの公務員かは知らないが、今までの学習経験、人生経験と矛盾していなければ、よい。
しかし、とくに学習経験を無視して、自分の好きな説を見つけたとすれば、問題だ。
今の政権は民主党と国民新党の連立である。それらの政党が嫌いなのは構わない。しかし、だからそれらの政党や部下の官僚がやることはすべて間違っており、自分の好きな説を信じているとすれば、問題である。
おそらく学校で学ぶ意味は、学者さんがその専門分野で現時点で到達した結論を、それなりの根拠を知って学ぶことによって、いざという時に正しく判断するためなのだろう。