清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

『怒りなさい!』と いう本人気 フランスで

読売新聞2011年5月11日朝刊13版6面(仙台では)に、「若者よ『怒りなさい』」と題した記事が載っており、興味深かった。以下、紹介する。なお、カギカッコ内は、「若者よ『怒りなさい』」からの引用。

本の題名は『INDIGNEZ VOUS!』(写真より。邦訳では『怒りなさい!』になるらしい)。「冊子は約20ページで一部3ユーロ(約360円)」。なお、著者のステファン・エッセルさんは、「第2次大戦中、対ナチス・ドイツ抵抗運動の闘士だった元外交官」で、「1948年に国連で採択された世界人権宣言の起草に参加」した人らしい。

この本には、たとえば、「『必要なのは知性や想像力だ』」(哲学者リュック・フェリー元国民教育相)だとか、「『ただ怒っていては思考もできない』」(フィヨン首相)といった批判があるとか。わかるが、怒りも建設的に使えばいいと思う。

この記事の真の読みどころは、「原発対応への不満日本人もぶつけて」である。エッセルさんいわく「『原発事故の対応で政府への不満が広がっているはず(中略)時には正面から怒りを表明し、ぶつけてもよい』」とのことで、この記事はそれが言いたかったのだろう。しかし、報道の限りでは、十分被災者は怒っているように思うが。ただ、どう怒るかが肝心という意味で、批判も一理あるな、と思った。