上記asahi.comによると、「広島市の松井一実市長(58)が16日、市役所で面会した被爆者に「黒い雨とか何とかで、わしは被爆じゃけえ医療費まけてくれとか、悪いことではないが、死んだ人のことを考えたら簡単に言える話かな」などと発言していた」という。
また、「被爆者への援護施策に触れ、「権利要求みたいに『くれ、くれ』じゃなく、『ありがとうございます』という気持ちを忘れないようにしてほしい」などとも発言したという」。
この市長、自民党系である(asahi.com「県議会議長 会派の論理」(2011年05月16日。http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000671105160001)
原爆被害者の運動は、いわゆる左翼とのつながりが強いとされる。それが頭に入っていたのか、原爆被害者に対する軽蔑心があったのか?
それはさておき、広島市長の発言はとんちんかんである。「「『ありがとうございます』という気持ち」」で何とかなるほど社会は甘くない。人の善意など恣意的だ。「「権利要求みたいに『くれ、くれ』」」という精神があるから、社会は発展していったのである。
というわけで、広島市長の発言を、私は支持しない。