え? 来シーズンのNBA,予定通り行われないわけ?
それはさておき、上記AFP BB Newsで注目したのは、「オーナー側は、30クラブ中8クラブのみが黒字で、クラブは選手の給与カットや現実的なサラリーキャップ（給与上限）を求めていると表明した。/（NBAコミッショナーのデビッド。清高補足)スターン氏は、クラブ側は総額で年間3億ドルの損失を出しており、オーナー側と選手側の金銭面での提案の条件には大きな隔たりがあると語っている」のところ。
『ゴールは偶然の産物ではない～FCバルセロナ流世界最強マネジメント』（フェラン・ソリアーノ著、アチーブメント出版、2009）という本を読んだところ、スポーツビジネスはあまりもうからないらしい。それにしても、「30クラブ中8クラブのみが黒字」で、「クラブ側は総額で年間3億ドルの損失」じゃ、ロックアウトしたくなるわな。
以前、『ダンクシュート増刊 NBAコンプリートガイド』（シーズン開幕直前に出る。日本スポーツ企画出版）を買って読んだことがあるが、NBAのプレイヤーは、ベンチメンバーでもとりあえず日本円にして1億円の年俸契約がなされている（一定数の試合に出ないと報酬がもらえないと聞いたことがある）。むちゃくちゃな金額である。『世界を見る目が変わる50の真実』（ジェシカ・ウィリアムズ著、草思社、2005）と記憶しているが、バスケットボールをしてこれだけもらえれば、たしかに、社会を改善する方向に進まないわな。
お互い言い分はあろうが、むちゃくちゃ高い年俸が根本原因であれば、使用者側のロックアウトもわかるような気がした。
