清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

後手番で 3戦全勝 羽生棋聖

第82期将棋棋聖戦は、羽生善治棋聖が、挑戦者の深浦康市九段に3連勝して、防衛した。羽生棋聖、おめでとうございます。

ところで、この棋聖戦千日手局以外は、すべて羽生棋聖が後手。というわけで、羽生棋聖が後手番で3戦全勝したことになる。将棋の先手番の勝率は概ね5割3分と言われている中で、不利な後手番で3戦全勝というのはすごい。

調べていないが、おそらく初めてのことだろう。

かつては、千日手があると、後の対局に影響した。すなわち、第82期棋聖戦で言うと、羽生棋聖先手で千日手になると、指し直し局は羽生棋聖後手、第3局は羽生棋聖先手、第3局以降千日手はないとして、第4局は羽生棋聖後手、そして第5局は振り駒になる。

しかし、なぜかは知らないが、異論が出て、現在では、千日手指し直し局の手番はその限りで、最終局の前局までは、当初の予定通りの手番(第1局で振り駒をして、最終局の前局まで交互に手番が回る)となる。

というわけで、今回のように、羽生棋聖が、すべて後手番で3連勝という、おそらく史上初めてのことが起こった、ということである。

*参照サイト
日本将棋連盟棋聖戦 中継サイト」(おそらく、第83期棋聖戦五番勝負まではデータが残っているでしょう。2011年7月4日アクセス。http://live.shogi.or.jp/kisei/

(2011年7月5日追記は削除して、2011年7月6日追記)

ややこしい話にして申し訳ありませんでした。千日手局において先手だったほうが不利にならない場合が多いということです。将棋は先手番が若干有利だとすると、先手の人は千日手は本来回避すべきなのに、かつてのルールだとそれが徹底されないので変わったと思われます。