清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

10連覇 めでたいだけの 将棋界

 筆者が趣味の将棋の世界で、10連覇達成のニュースが。第47期棋王戦において、渡辺明棋王永瀬拓矢王座に勝ち、3勝1敗で防衛し、棋王10連覇を達成した。日本将棋連盟公式Twitterアカウントより。

 

  一方、囲碁の方は、井山裕太棋聖が、一力遼九段に敗れ、棋聖10連覇はならなかった。井山前棋聖が所属している、日本棋院関西総本部のTwitterアカウントより。

 

 囲碁の場合、10連覇すると、60歳にならなくても名誉(本因坊戦のみ永世)称号を名乗れる*1。それからすると、井山棋聖が10連覇を達成できなかったというのは大きいニュースである。

 

 それなのに筆者は将棋の方が好きなので将棋の話に絡めてしまい、囲碁ファンの読者には申し訳ないが、将棋の場合、10連覇はめでたいこととしても、10連覇したから60歳にならなくても永世(王座の場合名誉)称号を名乗れることにはなっていない。羽生善治名誉王座ではなく「九段」なのが何よりの根拠である*2

 

 新聞社に棋譜を載せることで発展した囲碁・将棋界だが、名誉・永世称号について微妙に違っていて面白い。渡辺棋王の10連覇を祝し、井山前棋聖の捲土重来を期待して*3、終わりにする。

 

*1:ウィキペディア「名誉称号(囲碁)」参照。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E8%AA%89%E7%A7%B0%E5%8F%B7_(%E5%9B%B2%E7%A2%81)

。なお、5連覇、または通算10期で名誉等の称号を名乗れ、その場合は60歳の誕生日から名乗れる。

*2:羽生九段は、王座戦19連覇の偉業を達成しているが、現時点では名誉王座を名乗ってはいない。王座千19連覇については、日本将棋連盟HP「王座戦」参照。

https://www.shogi.or.jp/match/ouza/

*3:もちろん、一力新棋聖誕生を祝するものである。ただ、本エントリーの展開上、井山前棋聖の話とした。