第68期将棋A級順位戦の最終局が3月2日に行われ、三浦弘行八段が7勝2敗で優勝し、羽生善治名人への挑戦権を獲得した。両棋士による名人戦の激闘を期待したい。
名人戦は、4月から各地で行われることについては、*参照サイト,鮖仮箸里海函
また、3月5日に*参照サイト△更新され、いわゆる賞金ランキングが発表された。敬称略で順位順に表記すると、羽生、渡辺、深浦、久保、木村、森内、佐藤(康)、郷田、阿久津、山崎(さき)、谷川、丸山、三浦(以下略)と続く。
ところで、将棋界には、全国11都市で公開早指し対局をする「JT将棋日本シリーズ」という棋戦がある。
試みに*参照サイトを除いてみると、昨年の出場資格は、「JT杯覇者(前回優勝者)と平成21年2月28日時点の日本将棋連盟公式戦タイトルホルダー(竜王・名人・棋聖・王位・王座・棋王・王将)及び平成20年賞金ランキング上位の棋士、合計12名」とある。
今年もそうだとすると(平成21年時点の(中略)タイトルホルダー→22年時点の(中略)タイトルホルダー、平成20年賞金ランキング→21年賞金ランキングとする)、出場棋士は、これまた敬称略で、谷川(JT杯覇者)、渡辺(竜王)、羽生(名人、棋聖、王座、王将)、深浦(王位)、久保(棋王)、木村、森内、佐藤(康)、郷田、阿久津、山崎、丸山と、以上12名が出場することになろう。
つまり、三浦八段は出場しないことになる(昨季覇者の谷川九段は、13位で出場資格がなかったはずが、渡辺竜王のご家族の新型インフルエンザ感染により繰り上げ出場したのは将棋ファンならご存知の通り)。
JT杯の日程はまだ発表されていないが、仮に三浦名人になった場合、名人が出場しないという事態になる。
悪いと言っているのではない。珍しいことだ、ということである。なお、2006年の第27回大会から、それまでのタイトルホルダーと順位戦のランキングから、現在の賞金ランキングでの選抜になっている。
*参照サイト
嵬梢誉・順位戦:日本将棋連盟」(http://www.shogi.or.jp/kisen/junni/index.html)
◆2009年獲得賞金・対局料ベスト20 |お知らせ|お知らせ・イベント情報:日本将棋連盟」(http://www.shogi.or.jp/topics/2010/03/200920.html)
「プロ公式戦|JTウェブサイト」(2009年のデータ。http://www.jti.co.jp/knowledge/shogi/professional/2009/index.html)