昨日、菅直人・内閣総理大臣は、記者会見を行い、「段階的に原子力発電に対する依存度を下げ、将来は原発のない社会を目指す考えを表明した」という(カギカッコ内は、YOMIURI ONLINE「菅首相「原発なくてもやっていける社会実現」」(2011年7月14日01時40分 読売新聞。http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110713-OYT1T00887.htm
からの引用)。
唐突だが、「ストレステスト」の定義は、Yahoo!辞書の当該項目(http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&dname=0na&dtype=0&stype=1&p=%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88&index=21637000)
でご確認を。
たしか、ストレステストやるはずだったよね。原子力発電の安全を確保するためだよね。でも、最終的に原子力発電をなくすのであれば、あまり意味がないと思うけど。
電力不足の可能性を考慮すれば、とりあえず、海江田万里・経済産業大臣の安全宣言を尊重し、基準を作ることに時間を費やすのではなく、さっさと依存度を下げる方策を練るべきである。
次から次へといろいろな発言をする背景は、おそらく、言われているようなことではなく、菅さんは、人の話をよく聞く人なのだろう、と(根拠薄弱でも)推測する。宮城県知事のように思い込み一直線(漁業特区(コンセンサスなし)、GPS条例(専門家に訊いたら、発案はまずないと断言できる。浜井浩一『2円で刑務所、5億で執行猶予』(光文社新書、2009)をご一読ください)、その他)でないのは悪くない。しかし、ぶれてしまうと混乱する。この点では、宮城県知事流の思い込み一直線も、悪くない。
どちらにしても、行き過ぎはよくない。まぁ、政策の好き嫌いが決め手なんだろうな、あらゆる意見は。