清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

自民らの 横暴ついに 成就した

上記MSN産経ニュースなど、各種報道は、菅直人内閣総理大臣が、総理大臣の辞職を明言したという。
 
自分の首を差し出してまで法案成立に執念を燃やした菅直人さんに敬意を表したい。
 
それにしても、菅直人さんの辞任劇、よくわからないようで話は単純。
 
それは、自由民主党公明党などの横暴の結果、菅直人さんを辞めさせることに成功したということである。
 
根拠は?
 
まずは、「衆議院の構成」(以下、①。http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kousei2.htm
と、「会派別所属議員数一覧:参議院」(以下、②。http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/giin/177/giinsu.htm
をご覧ください。
 
①によると、民主党303、国民新党4、与党計307。3分の2である320議席は容易ではない。
 
②によると、民主党・新緑風会106、国民新党3、与党系109.過半数の121に届いていない。
 
というわけで、与党が主導権を握るのは無理である。最有力は、自由民主党(など)との妥協である。
 
つまり、議席数最多(得票数も最多)の民主党ではなく、少数野党の自由民主党などが、現在の国会の主導権を握っており、菅さんを辞職させようと、マニフェストを撤回させようと、思いのままなのである。
 
しかし、過半数の支持を得なくても、人工的に過半数になり得る小選挙区制を衆議院で導入しておいて、衆議院過半数議席を得ている民主党の思い通りにならない現状って、なんなんだろう。
 
話を元に戻すと、民主党や、菅直人さんを批判するのも結構だが、自由民主党などの野党にも、厳しく目を光らせるのが公平である。そして、自由民主党などの野党が、内閣総理大臣の辞任を明確な理由もなく声高に要求したり、政策合理性のあるマニフェストを撤回させたりなどの暴走をしたのが現在の国会状況である。
 
*ウェブサイトは2011年8月11日アクセス。