2011年11月28日18時29分配信の時事ドットコムの記事(http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011112800747) によると、「自民党の谷垣禎一総裁は28日、都内で講演し、衆院選挙制度改革について「(将来的には)中選挙区制(の復活)が当然議論されなければならないだろう。小さな政党は比例代表に傾斜した制度を考えるが、比例に比重を置いた選挙はサラリーマン、官僚みたいな政治家を増やすのではないか」と述べた」という。
中選挙区制当時の法律案等の賛否を調べていないのでわからないが、中選挙区制当時、自由民主党は、本会議でしょっちゅう造反者が出たというのだろうか? そうでないならば、「「サラリーマン、官僚みたいな政治家」」が仮に増えたとしても、程度問題なのではないか? 「「政治家は有権者に名前を覚えてもらい、書いてもら」」(時事ドットコムの記事より谷垣貞一・自由民主党総裁の発言)っても、劇的に変わるとは思えないが。
ただ、ホンネは、組織票のウェイトが大きい自由民主党であれば、同士討ちが生じる中選挙区制を、無党派層に頼る政党より有利に戦えるという打算があるので、時事ドットコムで報じられたような主張になったのだろう。