国会・委員会の審議再開はいいけど、自由民主党って、何のために戦ってるの?
日本は拘束されない権利を留保しているが、経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約第13条第2項(b)では、「種々の形態の中等教育(高等学校は中等教育である。清高注)(技術的及び職業的中等教育を含む)は、すべての適当な方法により、特に、無償教育の漸進的な導入により、一般的に利用可能であり、かつ、すべての者に対して機会が与えられるものとすること」とある。
民主党の高校授業料実質無償化(文部科学省HP「公立高校無償化・高等学校等就学支援金」(2012年2月14日アクセス。http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/index.htm) 参照)は、公立高校の無償化の程度で、私立高校の生徒を支援する制度で、不十分という批判はありうるが、自由民主党の批判は、そうではなく、高校授業料無償化を廃止すべきだ、ということのようだ(自由民主党HP内の検索で「授業料無償化」で検索した結果は、http://www.jimin.jp/mt/mt-estraier.cgi?blog_id=25&limit=20&query=%E6%8E%88%E6%A5%AD%E6%96%99%E7%84%A1%E5%84%9F%E5%8C%96 )。
もちろん財源は理解する。しかし、国際人権規約に沿い、未来を担う子供にとってもいい制度に、何のために反対するのだろう?