杉並区の 選択制が 廃止だよ

2012年3月31日17時34分に配信された朝日新聞デジタル「杉並区、学校選択制廃止へ　「教育内容で選ばれず」」（上からアクセス）によると、「東京都杉並区教委は、小中学校で実施している学校選択制を２０１６年度に廃止する方針を決めた」という。理由は、「競争原理導入による学校活性化を目指したが、校舎の新しさなど、教育内容と関係ないことで学校が選ばれる傾向があるため」だという。また、「「選択制は地域と学校のつながりを希薄にするのでは」との問題意識も高まっている」ことも見逃せないようだ。

「廃止方針を決めたのは杉並区が初めて」だとか。一度決めた制度を廃止するのは難しいものだが、廃止の決断をしたことに敬意を表したい。

そもそも論として、通ってもいない子供に、選択ができるのだろうか?

また、校長に人事異動がなく、かつ学校に関する強大な経営権があり、プロ野球みたいに、先生を戦力外にできる、ということがない状況で（実際は、教育委員会ごとに人事異動がある）、学校を選ばせても、質がいいのかどうかもよくわからない。

まぁ、最初は地域で指定して、一定程度通ってから、可能な限り自由に移動できるようにすればいいと思う。