福岡で、タクシーの暴走ゆえに10人が死傷した事故が起こった。
毎日新聞「タクシー突入「車の不調聞いていない」…容疑者の家族」(毎日新聞2016年12月4日 01時22分(最終更新 12月4日 02時30分)。http://mainichi.jp/articles/20161204/k00/00m/040/106000c
飛行機事故で、ボーイング何とかが墜落、というたぐいの話なので、載せるのは当然のことである。
ただ、毎日新聞、トヨタ自動車から広告を止められるのが怖いのか、「事故現場近くでタクシーを止めていた男性運転手(58)は「ブレーキが利かないとは信じられない」と話した」とも書いてある。トヨタ自動車製の車に問題があるとはいえない、というニュアンスのフォローもバッチリである。
同じ毎日新聞の別の記事には、被疑者は「「(病院の手前約300メートルにある)公園を出発した後からブレーキが利かなくなった」と供述して」おり、「タクシーが病院の手前2カ所の交差点で一時停止しなかったことも目撃されていた」とあるが(毎日新聞「福岡タクシー暴走「300m前からブレーキ利かず」供述」(2016年12月5日 15時00分(最終更新 12月5日 15時08分)。http://mainichi.jp/articles/20161205/k00/00e/040/190000c
)、これが運転手のパニックかもしれないし、当該自動車の故障かもしれない。ただ、メディアは、広告を止められると収入源につながるので、企業様の悪口は余程のことがないと書かないとされる。したがって、現時点ではトヨタ自動車製の車に問題があるとは断言しない状況である。
最後に。タイトルは、筆者の願望ではなく、メディアの願望を筆者が慮ったものである。