清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

右翼的 キャッチコピーで 宣伝だ

百田尚樹(以下も敬称略)のベストセラー『海賊とよばれた男』が映画化されるという。それを記念して「キャッチコピーコンテスト」が行われ、その結果が、読売新聞2016年12月4日朝刊12版14面に載っていた。そのキャッチコピーコンテストの結果を一部発表する。

 
大賞 「日本人よ 胸を張れ。この男と同じ血が流れていることに。」(篠崎愛莉)
 
次点(2つあるが、1つは本エントリーに関係ないので書かない)
「この海賊は"奪った"のではない。"取り戻した”のだ。日本人の誇りよ!」(仙太学
 
ずいぶん右翼的というか、民族差別につながりかねないキャッチコピーだなぁ、と思った。
 
要はこの2つのコピー、日本人という民族(日本国籍という意味では読めなかった)が素晴らしいというニュアンスにしか見えない。これって、日本人という民族の「優越性」(人種差別撤廃条約第4条参照)の宣伝と取られるのではないか?
 
百田の本は未読だが、本エントリーで紹介したキャッチコピーなら、正直引いてしまう。どの民族だって、当然のことながら、いろいろな人がいるわけで。
 
もちろん、映画の成功は祈念してますがね。