東北楽天ゴールデンイーグルス(以下、「楽天」)が低迷した。2018年6月16日のvs阪神タイガースにおいて敗れ、借金20となったところで、梨田昌孝監督が辞任、現在は平石洋介監督代行が指揮を執り、6月17日からの成績は、4試合で3勝1敗である。
「<梨田監督辞任>狂った歯車(下)裏目 球団と現場 微妙なずれ」(2018年6月19日。以下、「記事」。https://www.kahoku.co.jp/sports/eagles/20180619_01.html
)。
記事によると、「球団は今季開幕前に、マウンドを投手によっては踏み込みにくいと感じる土質に変更した。背景には昨季本拠地で4戦全敗を喫している西武のエース菊池(略)対策があるとされる。『ホームアドバンテージ』(球団幹部)を生み出し、天敵攻略をアシストしようとしたが、皮肉にも裏目に出る」とある。
そして、「本拠地24敗中、則本、美馬、松井が各4敗、辛島が3敗。福山を含め身長180センチ未満の投手が苦戦した」という。
正直知らなかった。さすが地元紙。それでは実際にはどうか?
(スポーツナビより。以下、選手のスタッツについて同じ。各選手のスタッツは2018年6月23日19時57分更新)。球場別の防御率では、楽天生命パークが6.92。自責点20のうち楽天生命パークが10。記事にある「菊池(略)対策」の効果は、現時点ではあったと認定する。もちろん、菊池投手のような優秀な投手であれば、今後は防御率が下がると予想する。
プロなのだから土質が変わってもそれに適応しないとダメだが、開幕前の土質変更は、菊池雄星投手に対する対策にはなっていたが、福山博之投手には厳しいものとなっているようだ。したがって、記事は(なるほど)と思った。