清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

残業の富士通にやはり過労自殺はあったか

聞いたか読んだか忘れたが、富士通株式会社のあだ名は、「残業の富士通」である。これは、普通のサラリーマンが帰宅する時間に、川崎の富士通はまだ明かりがこうこうと点いていて残業しているところからつけられたあだ名である。

そんな会社だから、過労死や過労自殺があるのではないかと思ったが、やはりあったようだ。富士通システムエンジニアとして働いていた2002年当時28歳の男性が自殺した事件を、国が過労死と認定したそうだ(読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp/)東京本社版第13版参照)。

遺族と労働基準監督署の言い分は異なっていたが、労働基準監督署のではなく(自殺直前1ヶ月(2002年2月)の残業時間が118時間(週休2日として1日平均5.9時間の残業!)だったが、残業との因果関係を認めず)、遺族の言い分を認めた(自殺直前1ヶ月に160時間近い残業(週休2日として1日平均約8時間!)をし、そのことと自殺に因果関係を認めた)。原則1日8時間労働のはずが、1日16時間労働(!!)になっているなんて、ちょっと信じられない。

こういう企業社会の現実があれば、フリーター(ここでは厚生労働省の定義のように、アルバイトやパートとして働いているもの、またはそれらを希望する15歳から34歳のこと)やニートが増えるのは当たり前だと思う。フリーターやニートの問題性を否定はしないが、まずは過労死の根絶、適正な労働時間の規制など、正社員の労働条件改善が先だ。