清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

努力すりゃ 所得多いのも 問題だ

今朝、読売新聞(仙台では13面、解説面)を見ていたら、「ポスト小泉を考える 消費税引き上げ」という記事が目に付いた。

消費税の引き上げの是非はさておき(私の意見は右記のサイトで。http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/18084894.html)、私の目に付いたのは、榊原英資氏の「経済の活力を増すという観点から後者(「所得税法人税はさらに減税をして、これを消費税増税でカバー」する立場。筆者注)の立場をとる」という発言である。

端的に言って、いかにも頭だけで考えた話だな、と思った。というのは、所得の多寡が本当に社会貢献と比例しているかは疑わしいからである。

たとえば、青色発光ダイオードはたしかに素晴らしい発明だとは思うが、それがなければ社会は成り立たないのか。村上ファンドは儲けたが、皆さんの生活にとって何かプラスになりましたか。

その一方で、ビルの掃除の人がいるから仕事も円滑に進むし、店舗なら気持ちよく買い物ができるのだ。警備の人がいるから円滑に行動が出来るのだ。コンビニの店員さんがいるから物が買えるのだ。これらの人々の給料は上記の人に比べて高いとは言えないが、上記の人より社会貢献をしていないとはいえないだろう。

努力しているから所得が高い、と言うのはもうやめよう。所得が低いからって努力してないわけでもないし、貢献してないわけでもない。ただ、使用者側が賃金を安く設定したり、やっている仕事が代替可能だったりと、努力とは関係がないところで所得が決まるのである。