まぁ、書くことの趣旨は「韓国疲れ? いや 韓国批判疲れ」と同じですけど。
kiyotaka-since1974.hatenablog.com
1.まずは読売新聞オンライン「『被災地の食材は安全』丸川五輪相が韓国に不快感…『自国の食材持ち込む必要ない』」（2021年7月20日18時41分）をご覧ください。
それによると、
丸川五輪相は20日の記者会見で、韓国のオリンピック委員会に当たる大韓体育会が、東京五輪選手村の食事で使われる福島県産などの食材を食べないよう韓国選手団を指導している問題について、「被災地の食材は関係法令に基づき安全性が確保されている」と述べ、不快感を示した。
同体育会が韓国選手に食事を独自提供する「給食支援センター」に関しては、「放射性物質汚染を理由に自国の食材を持ち込む必要はない」との考えを強調した。*1
という。
実際の記者会見を見ていないので何とも言えないが、 「不快感を示した」*2のであれば、もてなす側として失格だろう。ゲストが不満を持っているのにホストが不快感を持つってどういうことなんだ?「韓国疲れ? いや 韓国批判疲れ」でも書いたが、
朝日新聞デジタル「『ゴールド』の食卓で日本代表を出迎え 平昌に和食施設」（藤田太郎。2018年2月7日 8時28分。
https://www.asahi.com/articles/ASL264WTGL26UEHF004.html ）にあるように、おそらく放射能の心配がないであろう平昌冬季オリンピックにおいて、日本は選手村の食事とは別に（おそらく（「味の素が提携し」が根拠））日本から食材を持ち込んだことがある。過去の経緯からも韓国の対応に不快感を持つのはおかしい。
2. 2021年の東京オリンピックにおいては、一部オリンピック憲章（2020年7月17日から発効。
https://www.joc.or.jp/olympism/charter/pdf/olympiccharter2020.pdf ）第50条第2項の「いかなる種類のデモンストレーションも、 あるいは政治的、 宗教的、 人種的プロパガンダも許可されない」という規定が緩和されているが*3、その一方で「臣にはまだ5千万国民の応援と支持が残っております」という横断幕を政治的プロパガンダとしている（ただしIOCの判断だが）*4。筆者の調査不足の非難は甘受するが、それが政治的プロパガンダであるという理由を未だに発見できていない*5一方、旭日旗に関しては、韓国に対する排外という政治的（または人種的）な宣伝に使われるというのは、どうやら万国共通のようである。コロンビアのラジオ番組司会者がその趣旨で使っていると推測できる例として、中央日報日本版「『BTS、スポンサーある』コロンビアDJ、謝罪放送では『旭日旗Tシャツ』」*6（2021年7月19日8時58分。
https://japanese.joins.com/JArticle/280897 なお、写真部分は、
https://japanese.joins.com/JArticle/280901?sectcode=A00&servcode=A00 ）
3．このように、今回の東京オリンピックは、筆者の見る限り韓国憎悪のための大会にもなってしまっている。関東大震災時に朝鮮人を見つけてジェノサイドをした（いわゆるジェノサイド条約第2条（a）に該当すると筆者は判断する。『データベース「世界と日本」（代表：田中明彦）』「[文書名] 集団殺害罪の防止及び処罰に関する条約（ジェノサイド条約）」（
https://worldjpn.grips.ac.jp/documents/texts/mt/19481209.T1J.html
）に2021年7月21日にアクセスした）日本がまだ懲りていないのを見るのが日本人として恥ずかしいのである。
*1:アラビア数字の全角を半角に改めた。
*2:読売新聞オンライン「『被災地の食材は安全』丸川五輪相が韓国に不快感…『自国の食材持ち込む必要ない』」
*3:NHK NEWS WEB「オリンピック サッカー女子イギリス代表など 人種差別へ抗議」（2021年7月21日20時46分。
）
*4:
産経新聞電子版「竹島、反日横断幕…韓国、五輪でも『歴史戦』 祭典に冷や水」（桜井紀雄。2021年7月18日18時29分。
https://www.sankei.com/article/20210718-IVTQILSG55PMXO2R3UKQI7PCLU/?735663
*5:デイリー新潮「韓国選手団の反日横断幕と『旭日旗の使用不可をIOCは約束』主張の暴挙」（2021年7月20日。
https://www.dailyshincho.jp/article/2021/07200601/?all=1
）を見てもよくわからない。どう「政治的」な「宣伝活動」なのかの説明もない。
