アメリカ合衆国*1大統領の継承順位*2第2位のナンシー・ペロシさん(民主党所属)が台湾を訪問した。
これに応じてか、中華人民共和国*3は、大規模な軍事演習を行い、対抗措置を取っている。以下のNHK NEWS WEBの記事を参照。
①「中国軍“大規模な軍事演習” 米 下院議長の台湾訪問受け圧力」(2022年8月4日17時31分)
②「中国 ペロシ米下院議長の訪台で8項目の対抗措置を発表」(2022年8月5日21時40分)
以前筆者は、Yahoo!個人にある、遠藤誉さんの「ウクライナの次に『餌食』になるのは台湾と日本か?―米政府HPから『台湾独立を支持しない』が消えた!」(2022年5月12日8時20分)
を読んでびっくりしたものである。
今回の場合、ジョー・バイデンさんではなく、ペロシさんだが、中華人民共和国が挑発と取るのは仕方がない面もある。建前上、台湾は中華人民共和国の一部であり、国際社会も中華人民共和国と国交を樹立している国が多数派だからである。
アメリカと中国の対立が厳しいのはわかっている*4。しかし、軍事的緊張の度合いが高まり、日本がとばっちりを受けるのは御免である。双方とも穏やかにやってほしい。
*2:ウィキペディア「アメリカ合衆国大統領の継承順位」参照。
*3:以下、「中国」とも表記。
*4:『米中対立-アメリカの戦略転換と分断される世界』(佐橋亮、中公新書、2021)当たりがコンパクトか。筆者のアマゾンレビュー「オバマのときから 厳しい対立 わかったが」もご一読。
https://www.amazon.co.jp/review/R3OT39VR3T8BP8/ref=cm_cr_srp_d_rdp_perm?ie=UTF8