2022年9月27日、安倍晋三の国葬儀(国葬)が無事執り行われた模様。
ところで、今回国葬儀(国葬)*1になったことについて、岸田文雄・内閣総理大臣は、4つの理由を示しているという。①BUSINESS INSIDER「岸田首相“国葬”で『丁寧な説明』は…。野党から基準、法的根拠への疑問相次ぐ【閉会中審査・詳報】」(吉川慧。2022年9月8日11時45分)がよくまとまっているので、引用してみる。
岸田首相は安倍元首相が憲政史上初最長の首相在任者だったこと、震災復興や経済再生に尽力したこと、日米同盟を基軸とした戦略的外交を主導したこと、諸外国で議会の追悼決議や服喪のほか日本国民へも弔意が示されたことから、「葬儀を国の儀式として実施することで、海外からの敬意・弔意に礼節を持って答える必要もあると思う」と国葬を決定した理由を話しました。(①)
岸田首相は安倍元首相の国葬理由について、
・民主主義の根幹たる国政選挙を6回にわたり勝利したこと
・憲政史上最長の首相在任、東日本大震災からの復興や日本経済の再生に尽力したこと
・日米関係を基軸とした戦略的な外交を主導し、平和秩序に貢献したこと
・諸外国における議会の追悼決議や服喪の決定や、公共施設のライトアップを始め、各国で国全体を巻き込んでの敬意・弔意が示されていること
を理由に挙げた。また、暴力には屈しない国としての姿勢を示すものだとした。(①)
これらの理由の妥当性は脇に置くとして、意外と自由民主党の中で安倍晋三が嫌われていたのではないか、と勝手な理由をこしらえてしまった。
もしそういうことがないならば、自由民主党がお金を出して葬儀をすればよかったのに。Yahoo!ニュースオリジナル『THE PAGE』「【図解】国葬・国民葬・合同葬の違い」
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa1480fa4574405794d7037eb5b892c1ea801946/images/000 によれば、佐藤栄作も中曽根康弘も自由民主党が関わっている。(ほぼも含め)現役で亡くなった大平正芳、小渕恵三もそうである。東京新聞「国葬『なぜ安倍氏だけ?』首相答えず 閉会中審査『各国への礼節』『総合的に勘案』に終始」(2022年9月9日6時。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/200949 )参照。
このように、筆者の勝手読みであれ、あらぬ疑いがかけられるならば、全額国庫負担の国葬儀(国葬)ではなく、内閣・自由民主党の合同葬くらいにしておけば現在よりわだかまりがなかったと思うのだけれと。