2022年9月27日は、安倍晋三・元内閣総理大臣の国葬だか国葬儀だか*1。まずは安倍晋三のご冥福をお祈りいたします。
宮城県はどういう対応か。2つニュースを紹介する。
①NHK NEWS WEB「安倍元首相の国葬にあわせ 県内各地で半旗掲揚 弔意示す」(2022年9月27日16時40分)
②Yahoo!ニュース(khb東日本放送配信)「安倍元総理の国葬 宮城県ほとんどの自治体で半旗掲揚 県民からは様々な声」(2022年9月27日16時53分)*2
宮城県は、弔意を表している。その理由で注目したのは以下のところである。
東日本震災で被災した市町村のなかで、犠牲者が最も多い石巻市では、復興政策に力を入れた安倍元総理大臣に感謝し、弔意を示したいとして、市役所のほか、総合支所など11の庁舎で半旗を掲げました。(①)
このうち2013年に、安倍元総理大臣が震災後初めて気仙沼市を訪れた際に、漁業関連施設を案内をした気仙沼漁業協同組合の佐藤亮輔 元組合長(81)は、自分たちの話に真摯に耳を傾けてくれたという姿を覚えているといいます。
(中略)
佐藤さんは「当時、大変な時に安倍元総理大臣が気仙沼に来てくれたことで、私たちは励まされました。当時、多くの人が気仙沼に力を貸してくれたのも、安倍さんの呼びかけがあったからだと思います。あらためて被災地のために大きな仕事をしてくれたと思います。ありがたく思います。」と話していました。(①)
khbの取材では、県内35の市町村のうち半旗を掲げたのは大衡村と美里町を除く33の市と町で、理由としては「東日本大震災の復興に尽力したため」などしています。(②)
すなわち、東日本大震災の復興の尽力したので弔意を示したということに注目した。
それはいいのだが、もし菅直人さんや、野田佳彦さんが亡くなった場合にどういう対応になるかが注目される。
国葬がなくても今回のように弔意を示すのか、国葬の有無に関わらず弔意を示さないのか。
後者であれば、菅さんや野田さんが安倍より対応していないゆえなのか、東日本大震災当時の政権だから弔意を示さないということになるのか(このような対応であれば大変失礼である)。
筆者は普通の人間であるから、菅直人さん、ならびに野田佳彦さんの長寿を祈るが、その一方で、宮城県の自治体がどういう対応を取るのかを今から注目してしまう。
安倍の復興への思いは事実であろう。しかし、当時政権中枢で対応していた人には弔意を示せないということがあれば、宮城県やその自治体は恥ずかしい対応だと認定していいと個人的に思う。もし弔意を示せないのであれば相応の理由がないとだめだ。