YOMIURI ONLINE「それなら「職を変えて」、橋下知事が職員からの批判に応戦
」（http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20080612-OYO1T00533.htm?from=top）
によると、大阪府知事の橋下徹さんが、朝礼の際に、「男性職員から「士気が下がっている」「尊敬できない」などと批判され、「私のやり方が気に入らないなら、職を変えてください」と応戦する場面があった」（上記サイトから引用）という。
「上司に対するものの言い方ではなく、民間では考えられない」（橋下徹大阪府知事）とは思うが（上記サイト参照）、人件費を減らされたら、この程度のことは誰でも思うだろう（「このうち男性職員の一人は「我々は人件費がカットされ、兼業も禁止されているが、知事はテレビに出ている」「人件費削減や、思いつきの独自事業、選挙の負託を受けたと言って自分を正当化する姿勢に士気は下がっている」「職員は納得しているのではなく、あきらめている」などと、用意した文章を読み上げた」そうだ。上記サイトより）。ある意味度胸はあるが、ある意味どうかとも思う。
ただ、私は、いよいよ橋下さんの化けの皮が剥がれたな、と思った。
まず、最初のうちは、「「大勢の中で意見を言う姿勢は立派。意気に感じた」と評価していた」そうだが、橋下さんは決してそんな人ではなく、敵意剥き出しという本性が出ているな、と思った（橋下さんのブログを見ればわかること。週刊誌ネタにもなったほどにひどい表現を用いていたとだけ書く）。
知事は、「（最近は）公務以外のテレビ出演は断っている」そうだが、そうか？全国ネット（読売テレビ「ウェークアップ！ぷらす」）のテレビ出演（ただし、ゲスト。この点からは、中田宏横浜市長よりえらいと思う（もっとも、中田さんがＴＶに出ること自体は悪くない。発言はよくないが））って公務か？せいぜいローカル番組（たとえば、広報番組）に出たり、記者会見に出る程度ではないのか？
これでは、「知事はテレビに出ている」だの、「人件費削減や、思いつきの独自事業、選挙の負託を受けたと言って自分を正当化する姿勢」だのと言われても仕方がないんじゃないか。
市民の支持を得たからといって正しいことをするかはわからない。一方、公務員が自己の利益を図ることもチェックしなければならない。まぁ、せいぜい、お互いに仲良く、しかし、厳しさを持って大阪府政をやってほしいものだ（と言っても、大阪府民ではないので、悪く言えばどうでもいいが）。
