清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

政府がね 渾身の手を 放ったか

各種報道によると、…鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮と表記)が、拉致被害者の再調査に応じ、△茲氷罐魯ぅ献礇奪事件の被疑者を引き渡すので、その見返りに、F鐱楡府は、経済制裁の一部解除を検討しているという。

他紙が報じなかった時にもきちんと取材して報じた実績のある、産経新聞の社説を見ると(「【主張】日朝協議 この内容で制裁解除か 再調査は期限設け成果迫れ
」(http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080614/plc0806140330000-n1.htm
)、やはり肯定的には評価していない。

そりゃそうだろう。ただ、政府としては、お互いに実績がほしかったのでしょうね。北朝鮮はさておき、日本も、支持率低迷の中、少しでも被害者の方が帰国できる可能性があるならば、乗ってみようという気になったのだろう。

被害者の方も、世論も、おそらく政府に対して批判的なのだろう。ただ、私としては、結果はどうあれ、渾身の勝負手を出したと思いたい(根拠もなく支持率回復のためだけに乗ったとしたら、許されないことで、即刻総辞職してもらいたい)。

それにしても、この問題は難しい。拉致問題だけではなく、人道的問題も絡むからである(「「人道的措置の例外」として入港を認める方針だ」(上記社説)から。すなわち、北朝鮮の住民の大多数は食糧不足などで苦しんでいるらしいからだ)。また、どういう感情であれ、現実に被害者の方が帰ってくるのが一番だからだ。しかし、正義に反すること(たとえば、ふんだんに援助をして、金正日の責任を不問にする。しかし、結果としては、こうなるのだろう)はしてはいけない。ただ、金正日の立場を想像すれば、どうすれば被害者を返すつもりになるかもわからない(強硬手段がいいのか、餌を撒くのがいいのか)。

ややこしい文章になってしまったが、関係者の方が、それぞれ被害者が帰ってくるための最善手を出すために知恵を絞ったと思いたい。ただ、一貫した立場が求められ、それが被害者の方の納得がいくようにしなければならないとは思うが。