清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

アキバ事件 あらぬTVが 多いよな

秋葉原で起こった無差別殺人事件は、われわれを震撼させるものであった。しかし、この事件を扱った」TV「は、もっとわれわれを震撼させるものであろう。」(「アキバ事件 あらぬ記事がね 多いよな」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/42800674.html
参照)。この週末に見た2つのTV番組を批判してみたい。なお、メモや映像などの裏をとらずに書くので、この記事自体が的外れの可能性があることを最初に示しておきます。

(1)2008年6月14日 読売テレビ(この記事では、製作TV局を表記)「ウェークアップ!ぷらす」において、寺島実郎さんが両親の育て方を批判した。

もちろん、両親の育て方にも問題はあっただろう。しかし、事件直後に(そうでなくても)両親を批判するというのは酷くないか。

批判程度のことは、普通わかっているだろう。仮にわかってなくても、大それた事件の被疑者の親が苦悩に陥っていることぐらいわからなかったのだろうか。

被害者のことは想像出来ても、被疑者の関係者の苦悩が想像できないようでは、コメンテーターとして、人間として失格だ。2度とテレビに出るべきではない。

(2)2008年6月15日のTBS「サンデーモーニング」においては、\治学者の浅井信雄さんが、個人の責任を強調し、社会や家族の責任をあまり言わないようにする趣旨の発言をした。もちろん、犯罪は犯罪者の責任である。しかし、(ア)個人の責任の帰することが酷な場合があること(人格形成過程を考慮すると、ほとんど酷)、(イ)社会の改良のために個人以外の責任を追及したほうがいい場合があること、以上2点により、不適当なコメントだと考える。

これはジャブレベル。酷かったのは、一貫して、インターネットやケータイを罵倒していることである。

ネットで犯罪予告?ネットがなければ、新聞社あたりに送るのだから、大して変わらないんじゃないか?

ケータイで動画などを撮っていることを批判するが、それならTVも新聞社もカメラで撮らないで人命救助しろよ!自分たちのことを棚にあげて人ばかり批判する神経がわからない。

また、実際そこにいた人が全員人命救助に携わったら、それこそパニックになるだろう。その観点からすれば、人命救助の邪魔になってしまった人は、今後注意すればいいだろう。

さらに、何か劇的なことが起こった場合に、撮影や電話をすることを咎めること自体もどうだろう。(ア)より早く知らせることが出来るというメリットがある(9.11事件のときだって、私人の撮影はあったはず)、(イ)証拠を残すことが出来る(今回は被害が出た後だが、現在進行中の暴行ならば、撮る価値が高い)、(ウ)早く安否を知らせられる、以上3点より、咎めることは難しいだろう。

唐突かもしれないが、この番組のホンネは、ズバリ、「撮影などされたら、こちらのおまんまが食い上げだ」と言ったところだろうか。被害者のことなどどうでもよく、自分たちが大事だというのは、むしろマスメディアにこそ当てはまるようだ。