清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

府内市長 教育わかって いないよう

asahi.com「「橋下知事は教育介入を」 府内市長から共感、賛同」(http://www.asahi.com/politics/update/0917/OSK200809170028.html
(なお、原文は2頁に分けられているが、ネットユーザーのことを考慮しておらず、ダメ。1頁にまとめるべき)によると、「首長が介入できない教委制度そのものを疑問視する橋下知事に対し、各市長は「知事には教育に介入してほしい」「教委に指示できず隔靴掻痒(かっかそうよう)の思い」など、知事に共感する意見が相次いだ」とのこと。

どいつもこいつもわかってないなぁ(だから私がわかっているということにはならないが)。「教育委員会は戦後、政治からの中立性を保つため、首長から独立した行政委員会として創設された」ことすら知らないのか。首長の劣化も極まっているな。

所詮、首長は学問や教育の専門家ではないのだ(有権者に選ばれた政治家に過ぎない)。そんな専門的知識のない人が自分の思い込みで教育に介入することがあったら、教育を受ける方がたまったものではないだろう。もちろん、教育をする側にとってもたまったものではない。

橋下府知事は、「文科省は自分の判断がすべてだと考え、おごっている。地方分権すればするほど、教育委員会の中立性は薄まるべきだと考えている」そうだが、おごってますな。地方分権だろうがなんだろうが、教育の専門性は変わらないからである。

なお、本題の学力テストの結果の公表だが、そんなに議論するほどのことでもない。公表の必要性が乏しいし(先生が今後の指導に使う以上のものはない。序列をつけることがいいか疑問、以上2点が理由)、そもそも学力テスト自体が意味があるとは思えない。