読売新聞2009年9月10日朝刊2面によると(「ドキュメント 政権交代」。仙台では)、自由民主党の中では、麻生太郎さんが総裁就任直後の昨年9月に衆議院を解散すれば、という後悔の念が聞かれるという。
もしそうしたらどうなるか。
仮に自由民主党と公明党の連立与党が過半数の議席を獲得したとしても、参議院では、合わせて103議席。改革クラブ4、無所属6もあわせても113(右記参照。Yahoo!みんなの政治 衆議院・参議院の議席配分」(http://seiji.yahoo.co.jp/guide/giseki/)
。過半数(122)には及ばない(議長分は考慮していない)。
となると、民主党の協力などがないと、何も動かない。
衆議院で小選挙区の導入で二大政党を志向したはずなのに、その二大政党が連立を組んだりしたら、意義がなくなるだろう。
また、当時は、自公で3分の2以上あったのだから、法律案は何でも通る状態だった。
このような状態では、政策実現のために解散しないのは、賢明な判断だったと思う。
だから私は、麻生太郎さんの賢慮を支持したい。負けたのは残念だが、安倍さんまでが悪すぎたと割り切って、捲土重来を期するべきである。