繰り返しになるが、上記asahi.comによると、「自民党の谷垣禎一総裁は17日昼、自民党本部で開かれた衆参両院幹部の会合で、「ポスト菅」の民主党政権との大連立について「大連立は例外中の例外だ。3月の震災当初にきちんと手順を踏んでいればできたかもしれないが、そういう判断に立つことはない」と述べ、否定的な考えを示した」という。
「3月の震災当初にきちんと手順を踏んでいればできたかもしれないが」とあるが、「震災当初」からそんなことにこだわっているほうが異常である。
いらぬ内閣不信任案で政治に混乱をきたし、変な妥協を要求して日本をダメにしつつある、自由民主党の汚名返上の機会だったのだが。
など。
(1)の①と②。
連立に参加しないということは、自由民主党の立場からは一番望ましくないはずの、(1)③を許すということにもなりかねないのに。何を考えているのだろう。
つまり、連立したほうが合理的なはずである。
どこも民主党等と政治をやりたくないというのはおかしくないか? 自らの主張を取り入れるチャンスなのだが。何のために政党を作っているのだろうか? もっとも、2007年の参議院議員選挙から、3回連続で得票では民主党が勝っていることはお忘れなく。つまり、民主党の政治哲学には、一定程度の敬意を持ってほしい。