清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

言質はね どうやら取ってる みたいだな

asahi.comの右記のページ(http://www.asahi.com/national/update/1007/OSK200910060135.html
(トップページのみ表記))によると、「山口県光市で99年に起きた母子殺害事件で死刑判決を受けた被告の元少年(28)=当時18歳、上告中=の実名を掲載した本が出版されることをめぐ」って、元少年弁護団と出版社ならびに著者で対立しているという。以下においては、上記asahi.comを主に検討する。

弁護団は、「元少年は「原稿を事前に確認させてくれるのか」と質問したところ、増田氏が了解したため、今年3月まで接見に応じ」たのだが、「増田氏から原稿を見せられることはなく、(中略)弁護団元少年と接見して確認したところ、「出版は約束に反しており、中止を求めたい」と話したと 」主張している。

一方、出版社ならびに著者は、「著者の増田美智子氏は手元にある取材ノートを見ながら「『(実名について)ぼくは書いてもらってかまいません』と書いてある。これは09年3月27日の記述だ」と経過を説明。今年の8月に最後に元少年に会うまで、それを否定することはなかったという。また、「本人が原稿を見せろとは言ってないか」との質問にも、「本人から打診もない。それを頼まれて断ったこともない」」(上記asahi.com)と主張している。

両者が本当のことを言ったとすると、元少年は現行の事前確認を条件に接見に応じ、実名発表を了承したが、出版直前に事前確認をしていなかったので、実名発表を含めた出版中止を求めているとなり、よくある行き違いなのだろう。しかし、「『(実名について)ぼくは書いてもらってかまいません』」とあるのだから、実名を出すことを了承したと取られるのではないか?以上のことからすると、出版差し止めなどは難しいのだろう。

「インシデンツの寺沢有代表は「(元少年側の弁護士は)取材を拒否しておき、一方で最後に『自分たちに本を読ませろ、でなければ仮処分を申請する』というのはどうなのか」と主張。また、「こんな大きな話になるとは思わなかった」とも述べ、一部の週刊誌に実名が出たことや今でも閲覧できることなどを指摘した」(上記asahi.com)ともある。しかし、取材を受けるかは自由だし、弁護団は民事上の代理人としての契約をしているだろうから、事前にチェックすることも別におかしくはない。誹謗中傷だろう。また、読売新聞2009年10月7日朝刊33面(仙台では)によると、著者の増田さんは「報道の自由に対する重大な侵害だ」と言ったそうだが、対立利益もあるのだから、言いすぎだろう。

紛争になれば、出版社・著者側が有利なのかもしれないが、弁護団の誹謗中傷があるので、醜い。

それにしても、実名を明かしてまで出版する必要があるかは私にはわからないけどな。