清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

客来なきゃ 倒産しても 仕方なし

仙台89ERSが所属しているbjリーグの、高松ファイブアローズが(HPにアクセスしたが、削除されてしまっているので、URLは示さない)破産したという。以下、地元の四国新聞社のサイトの「大口依存、改善できず/bjリーグ高松破産」(http://www.shikoku-np.co.jp/sports/bj/article.aspx?id=20100515000086
を参照しつつ、本エントリーを展開する(以下、カギカッコ内は、上記四国新聞社の記事から引用)。

「大口広告主だった穴吹工務店に依存していた球団体質から最後まで脱することができなかったことが主因」なのだろうが、「観客数は1試合平均1170人で前年に比べ約400人も減少し」(推測するに、昨年は約1600人だった)というのも大きかったと思う。客が来なければ、入場券収入だってスポンサー収入だってない。ただ、高松の試合は、ケーブルテレビで結構やっていると聞いたが、放映権料はどうなのだろう?

bjリーグの魅力である『派手なプレーや演出』も影を潜めた」→そりゃ、ウェスタン・カンファレンスの最下位だからな。「『演出』」は諸刃の剣なんだよなぁ。派手にすればカネがかかるし、しなければ盛り上がらないだろうし(非日常空間に行くのだから)。

「昨年、高松同様に運転資金に苦しんでいた大分や東京は、新たなスポンサーが運営会社を設立」→富山グラウジーズも苦しんでいたよなぁ。バスケに魅力がないのか、チームに魅力がないのか(外から見て、岡田優選手をはじめ、魅力がないことはなかったけど)。その一方で、聞いた話だが、bjで言えば、新潟アルビレックスBB大阪エヴェッサJBLではリンク栃木ブレックスが黒字を達成しているが、どこも苦労しているんだな。仙台89ERSについて書くと、仙台市体育館の容量(約5,700人)の半分(約2,850人)も平均で入っていないようだし(読売新聞の地域版で、約2,200~2,300人とあるのを見たことがある)。テレビも、今シーズンの仙台主催ゲームは、BSフジ1回、NHK仙台1回、仙台放送1回(但し、BSフジで生放送したもの)しか試合中継がないからなぁ(今日からのカンファレンスセミファイナルもテレビ放送なし)。

bj「リーグの中野秀光社長は(中略)『(東地区の)浜松・東三河チームのように、高松、四国が厳しいのなら、岡山と一緒になる手法もある』と策を練る」とあるが、これも諸刃の剣。移動の費用がかかるから。ある程度の人口規模→固定ファン(ここまでは特に重要なマーケティングリサーチのつもり)→適当なサイズのアリーナ→スポンサーの順番で黒字化を模索するしか私には考えられない(高松の場合、そもそもバスケ熱が盛んだったのだろうか?穴吹工務店さんがスポーツに熱心で、その勢いでチームができたんじゃないか?)。

高松を中心としたバスケチームの再建を心よりお祈りいたします。もっとも、私はあまり金がないので、高松に行って観ることはたぶんできないが。
 
*リーグ名は略称