「『
拉致問題は国の重要な課題だが、これはこれ。
朝鮮学校の問題は
朝鮮学校の問題だ』」という高木(たかき)義明文部大臣の発言に、
拉致被害者家族が不信感を持っているという内容。
しかし、残念ながら、
拉致被害者家族の不信感は、正当とは言えない。むしろ、当初の高木さんの発言のほうが正論である。
そもそもは、高校無償化は当然なのである(経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約第13条第2項(b)参照)。
どのような事情であれ、
朝鮮学校だけ適用除外というのでは、差別にすぎず、日本の伝統的な対応となり、
国益にはならない。
この文章だけで、清高というやつは
被害者感情を逆なでにしている、と取るのは、失礼である、という自己弁護はさておき、何度でも書くが、
被害者感情は理解しつつも、説の正当性は、別個に検討すべきだろう。